特定非営利活動法人
地域猫活動の取り組み
1匹のメス猫が3年後に2000頭以上に増える!?
猫は繁殖力がとても高く、放っておくとあっという間に増えてしまう場合があります。
環境省は計算上、1匹のメス猫が3年後には2000頭以上に増えると試算しています。
環境省パンフレット「もっと飼いたい?」より
猫の頭数がたくさん増えると、エサが足らずにゴミ漁りをしたり、
ケンカの騒音や糞尿被害が発生したり、困った問題になることがあります。
餌やりだけでは解決しない。繁殖を止めることが猫を減らすポイント
猫は繁殖力がとても高い生き物です。メス猫は年に2~4回出産し、
1回に4~8頭の子猫を産みます。そこで、もう増えないように、猫をつかまえて不妊対策を行います。
屋外の猫の寿命は4年程度*と言われていますから、このような取り組みがうまく続けば、飼い主のいない猫の数は減少していくものと考えられます(*東京都福祉保健局HPより)。
猫は愛護動物。猫を駆除することはできません。
猫の糞尿被害や、無責任な餌やりさんにお悩みの方もいらっしゃることでしょう。
しかし、迷惑だからと言って、猫を捕まえて殺したり、他所に捨てることはできません。猫は愛護動物として法律で保護されているからです。
環境省「動物の遺棄・虐待防止ポスター」
愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。
違反すると、懲役や罰金に処せられます。
保護猫を飼うという選択肢があります
もともと猫は人が、人間の生活をしやすくするために連れてきた生き物です。大都会で生きるには、人からエサをもらい、きれいな水をもらわないと生きることができないケースも少なくありません。飼い主のいない猫たちの一生は、暑かったり寒かったり、食べ物が少なかったり、苦労の連続です。猫を保護して飼うという選択肢があります。
"猫は人と暮らすように変化した動物で、自然に生きる野外動物ではありません"-環境省
"猫は5千年以上前に、人が自然から切り離して人間社会に組み込み、人と暮らすように変えた動物です。その主な目的がネズミ退治であったため、野生の狩猟本能を強く残していますが、猫はもう野生生物ではありません。人が責任をもって世話と管理をしなくてはならない動物です。"(環境省「ふやさないのも愛」より)
地域猫活動の取り組み
地域猫活動は、地域住民自らが主体となり、地域の環境問題として街を良くするために取り組む活動です。